ようこそ、かずのこ村 歴史 のページへ。

かずのこ村の生い立ちをご紹介します。ゆっくりご覧下さいネ!

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1.まだ 何も無かったころ・・・

まだ何も無かったころ...、
かの有名な 『故 田中角栄』 首相時代、「日本列島改造論」なる政策がうたわれ、
岡山の中仙道という片田舎に住んでいた数太郎(かずたろう)という男の息子が、蒜山に土地を購入しました。

蒜山高原に、リゾート開発の機運が沸き起こりました。
しかしながら、当地は何の土地活用の計画も無いまま、数十年の月日が流れました。

そこへ平成15年春、
数太郎の子孫で立ち上げた会社「かずのこ(かずたろうの子)」の保養施設を建設しようということになりました。

よくたずねられますが、「山なのに、どうして『たけのこ村』じゃなくて、『かずのこ村』なんだ?」と。

これが「かずのこ村」命名の由来です(^^;



 写真のように、そこはまだ雑草の生い茂る雑木林でした。。。





2.ログ(現タロ棟)建築開始

当時は、現在ほど頻繁に蒜山へ行っておりませんでしたので、工事途中の写真が無く、少しシーンが飛んでしまいますが…。

 蒜山地方は、避暑地として人気のあるスポットで冬季は80cmから1m以上積雪があります。

 平成15年3月下旬、雪融けを待って「有限会社かずのこ」の社員専用保養施設を建築開始。

現在のタロ棟の「原形」です。
足場を組んで、115mmのフィンランドパイン材を組み上げていきます。
 


 かずのこ村Familyで出かけました。ログの中に入ってパチリ!
 木の香りがとっても心地良かったです♪ ワンコも写っています(^.^)






3.ログ(現タロ棟)の外壁塗装

平成15年4月19日、建築状況を見に行って来ました。
外壁の塗装がほぼ終わり、建物の雰囲気がハッキリとわかり始めました。
 

建物の中へ入って見ると、たくさんのログの端材が床にころがっており、
造作が進み部屋の雰囲気が一段とできてきました♪

 上の写真は、階段下にあるトイレと洗面所の入り口付近の様子です。





4.ログ(現タロ棟)完成!



また写真が進捗が飛びますが、
業者さんに平成15年のゴールデンウィークに間に合わせて頂く約束でお願いしていたので、
同4月28日夜の荷物搬入となりました。

そして、そこから有限会社かずのこ保養施設としての利用が始まりました。

 当然その当時は、「タロ」とか「かずのこ」という呼称はなく、それぞれ「ログ」「蒜山」と呼んでいました。

 平成15年は、かずのこ社員またその家族・知人での利用となりました。
写真のとおり、建物周囲は何にもなく、草と雑木林だけの殺伐とした光景でした。





5.ログ(現タロ棟)の周辺整備

四方に雑草が生い茂り、夏場は草刈機で刈り払いを行っていましたが、
600坪ある敷地のメンテナンスは大変でした。
周辺環境をどのように有効利用するか、かなり思案しました。
 





6.雪化粧

避暑地として人気のある蒜山地方。当然、冬季には積雪があります。
平成16年冬、私たちが現地へ着いた直後に雪が降り始めました。
みるみるうちに、地面が白くなっていきました。
 





7.第2期工事着工

ふだん、かずのこ社員の利用しない空室時の有効利用を検討し、実験的にインターネットで広告していたところ、
関西方面の方を中心に一般利用のニーズが増え始め、お客様の間からも「1棟だけですか?他には無いのですか?」
という有難いお声を頂戴することが増え始めました。

そこで、もう2棟増やし、外構工事も行おうということになり、
経営母体も有限会社かずのこから有限会社会夢(エム)へと代わりました。

平成17年3月下旬、
ゴールデンウィークまでのオープンに間に合わせるため、
まだ残る雪の融けるのを待たず第2期工事の着工です。
現地は、無数の木々の根が張りめぐらし、前年の冬にそれらを重機で掘り起こしましたが、
全て取り除くのは不可能で、止む無くその上へ大量に山土を入れました。

そして、その上へ積雪…。

翌春、工事着工と同時に、雪の融け切らぬ所へトラックが浸入したものですから、
タイヤがゆかるんでしまい、右往左往・・・・・・。
初日の工事は、トラック脱出に半日を費やしてしまい、先が思いやられるスタートとなってしまいました。。。

下の写真の右端に写っているのが、そのトラックです。






8.建物(メリ・シエル棟)の位置決め

まず、地面にヒモを張り、建物の大まかな位置決めからです。
下の写真は、現シエル棟の辺りです。
 


 建物の大まかな位置が決まったら、水平を出すための下準備に杭を立てます。
 この写真は、現シエル棟のある場所です。





9.基礎工事スタート

建物の位置が決まったら、いよいよ基礎工事に入ります。
地面に穴を掘り、砂利とセメントを流し込んで固めていきます。

写真左は現シエル棟、右は現メリ棟のものです。
 

砂利・セメントが固まったら、ブロックを積み上げていきます。
ミニログの軽量建築物なので、このような基礎にしました。
レベルを出しながらの緻密な作業となります。

写真は、同じく左が現シエル棟、右は現メリ棟のものです。
 





10.ログ材搬入・ログ材積み上げ開始

はるばるフィンランドから、パイン材が届きました。あのサンタクロースで有名なフィンランドです。
とっても大きなクレーン車で、木材を降ろしました。
 

ブロック基礎が固まったら、いよいよログ材を積み上げていきます。
ミニログなので、50mmという軽い材ですが、1段ずつ積み上げていくと、しっかりとした建物ができていきます。
 
上の右側の写真は、岩風呂風浴室の「土台」です。





11.ログ材積み上げ

ログ材の壁が徐々に高くなっていきます。
在来工法とは、建築方法が全く異なります。これだと地震にすごく強いですねぇ。
写真は、シエル棟です。シエル棟は背が高いので、足場を組んでの作業となります。
 

一方、メリ棟は背が低い平屋タイプなので、足場も組まずにログ材を積み上げます。






12.屋根材(アスファルトシングル)貼り付け

屋根材を貼り、家らしくなってきました。お蔭様で好天続きで、仕事が進みました。
 
  メリ棟                    シエル棟





13.建具が入る

窓やドアなどの建具が入り、いよいよ建物の雰囲気が出てきました♪


下の写真のように、メリ棟もシエル棟も、ログ工法の部屋と部屋の間に、在来工法の建物をはさみました。

 ミニキッチンやトイレなどがある部屋です。
 上の写真は、シエル棟の方です。





14.豪華岩風呂風浴室!

はじめのうち、トイレとお風呂のスペースをどのように確保するか、かなり悩みました。
なにぶんミニログなので、小さな部屋の中に浴室・トイレを置くのは、かなり無理な発想でした。

共同のトイレ・浴室を考えましたが、それだと実際利用する側にしてみれば、不便だし
他の棟の人に気を使ってしまい、せっかくの別荘気分も台無し…。

そこで、思い切って浴室専用の部屋を造ることにしました。
そして、建築業者さんのお知恵も借りて、同じやるなら豪華な物を造り、
お客様に喜んで頂ける物を設置しようということになりました。

そして、実際の岩(石英変岩というそうです)を貼り付けた豪華浴室ができました。
ただし、温泉が出るわけではないので、露天風呂は無理な話で、「岩風呂風」浴室ということになりました。






15.水には…ホント悩みました...

最初にタロ棟を建てたとき、地下水の汲み上げにボーリング工事を行いましたが、
幸い35mという浅い掘削で水が出ました。
(下の写真のまん中よりやや左目の辺りに立っているグレーのパイプの場所)


ところが、水脈が鉄分の多い性質上、「水が鉄臭い」というお声をいくつも頂戴してしまいました(^^;

どうにかならぬものかと、散々思案した末、
鳥取県の業者さん(下の左側の写真)から、『塩』を使ってろ過する装置(下の右側の写真の中の白い物)を使って
ろ過してみてはどうかと提案してもらいました。
 

お陰で、鉄分を除去するだけでなく、『軟水化』する効果もあり、
多くのお客様が温泉と間違われるほど、良質の水の確保に成功しました。
「塩釜の冷泉ぐらい美味しい」と言って頂いたこともたびたびあります(^.^)





16.進入路の造成

敷地内の車輌の進入をどうするか考えましたが、利用する側に立って、
駐車場から荷物を運ぶよりも(キャリーカートなどで運ぶ楽しさもあろうかと思いますが)、
建物に車を横付けできた方がいいだろうということで、進入路の造成を行いました。

ただ、外溝工事の中で、車輌用道路ほどコスト高になるものはなく、これも思案しました。
特にアスファルトの道路となると、相当な費用がかかってしまいます…。

そこで、請け負い業者のイマジンさんの提案で、道路枠を丸太で囲い、
その中へ砕石を流し込みプレスしてみてはどうかという案を採り入れることにしました。
  
上の右2枚のように、穴を掘り丸太を道路の縁に這わせていきます。

そして、丸太で縁取った中へ砕石を流し込み、それを何度もプレスしました。
  

シエル棟の足場から屋根に登り、全景をパノラマ撮影しました。






17.タロ棟BBQコーナー増設

タロ棟を一般貸出しを始めた初年度は、
バーベキューコーナーは屋根の無い「青空BBQ」でしたが、お客様方からの強いご要望により、
屋根を増設することになりました。
これで雨の日でも、小降りならバーベキューをお楽しみ頂けるようになります♪
 





18.外壁塗装

建物の構えが整い、1回目の外壁塗装です。
メリ棟は赤っぽい色に、シエル棟は緑っぽい色にしました。
写真ではわかりづらいかも知れません(^^;
 
 メリ棟                      シエル棟





19.外構工事着工

次は、外回りの工事です。
植栽・看板・いこいの広場・・・など、外も結構大変な工事となりました。

木は、欅(けやき)の木・白樺・チューリップツリー…など植えました。

看板は、それまで高い場所に設置していましたが、
今回低い場所へ移動し、スノコで作っていた看板に再塗装し、雰囲気の変わった色合いになりました。
 

直径1.8mもある大木の年輪を使って造ったテーブルを現いこいの広場へ設置しました。
とても重量のある物なので、大きなクレーンを使って設置しました。

 上の写真のほぼまん中に写っているのが、そのテーブルです。





この後、まだ細かい作業・清掃などを行いましたが、省略させて頂きます。
宜しければ、ニュースのページにていくつか紹介していますので、ご覧下さい。

最後までお付き合い頂き、有難うございました。

合掌。


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